作品案内-2-
現実離れしていない普通の物語
- “ページ数”:目次等も含む綴じたプリントアウトのページ数です(40文字x30行/ページ。)
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- みたまや きよし短編集-1-
- みたまや きよし短編集-2-
- みたまや きよし短編集-3-
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- みたまや きよし短編集-1-
- 収録作品-1:砂に埋もれて -龍次郎の一年-
センター試験も偏差値もなかった1960年代後半のこと。進学校で我が道を行きながらも受験をひかえた龍次郎の大学入学後までの一年間を描いた物語です。その年頃とは、当時の本人には朧げにしか感じられなくても、後で振り返って考えてみれば、実は途轍もなく大きな変化を遂げていた時期です。
全人生と同様に青春も人それぞれですが、青春は青春に違いありません。ですから、龍次郎はちょっと普通の高校生とは違っているかもしれませんが、それでも誰もが共感できるところがあると思います。
ところで、当時は“受験地獄”という言葉がよく使われました。団塊の世代の末尾に位置し、現役生も浪人生も大勢いたからでしょうか。でも、誰でもが自分の成績など余り気にせず、好きな大学を選んで入学試験を受けていました。全国的なランクを付けられて受験対象を予め制限される方がよほど“地獄”の名に相応しいと思うのですが・・・
- 収録作品-2:夏の幻
生物学の臨海実習に参加した主人公が絶世の美人と知り合いました。しかし、彼女は果敢無くもその実習期間中に急逝してしまいます。異性を感じるというよりは、その圧倒的な美の虜になっていた主人公の心の中で、その美は益々深まっていきます。長い年月を経た後にも極めて身近に感じられるその美しさは現実のものだったのでしょうか? それとも一夏の幻だったのでしょうか? 主人公にすらその答えは分からないのです。
- 収録作品-3:雨が止んだら
雨に降り込められた小さなビルのエントランスに清楚な女性が駆け込んで来ました。タオルを貸したことがきっかけとなってその女性との会話が始まったのでした。二人とも愛する人と一緒になれなかったという過去があり、それが心の奥に蟠っていることが分かったのですが・・・雨が止んだときには、二人の心に大きな変化が起こっていました。
- ページ数:101ページ
- 提供経費:750円
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- みたまや きよし短編集-2-
- 収録作品-1:カーヤンのこと
川原の橋の下に住み着いた浮浪者カーヤン。“彼を人生の師と呼んでもおかしくない”と言ったら誰もが笑うことでしょう。でも、大切なことを教えてくれる人はどんな人であっても先生なのではありませんか? 少なくとも私は、先生でありながら先生の名に相応しくない人たちと同時に、誰からも先生とは呼ばれない本当の先生と呼んでおかしくない人たちを大勢知っています。皆さんも思い出してください、そんな人たちが自分の周りに居たことを。そして、今も居るであろうことを。
- 収録作品-2:超えるべきもの
外国人と一緒に仕事をしたことがありますか? 楽しい一面もあれば、辛い一面もあります。一般的に、外国人と付き合っていく上で克服すべきことは、言葉の障壁、文化や風習のの違い、価値観や基本理念の違いなどと言われます。でも、よくよく考えてみると、日本人同士でも簡単に打ち解け合える訳ではありませんよね。超えるべきものは別にあるように私には思えるのですが・・・
- 収録作品-3:響き
人の心と心が共鳴し合うことは極めて稀なことですが皆無ではありません。自殺したアイツはとても変わった奴でしたが、同時に凄く純真な心の持ち主でした。アイツが死んだ時以来、私と彼女の心にはアイツの心の響きが反響し続けています。それに、アイツを自殺に追い込んだものが憎くて堪りません。自分の人生の方向を変えてでも純真な心がこれ以上傷つかないようにしようと決心したのです。
- ページ数:87ページ
- 提供経費:750円
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- みたまや きよし短編集-3-
- 収録作品-1:独り立ち
自立するってどういうことでしょうか? 自分で稼ぐこと? 何事であれ他人の世話にならないこと? 私は一見逆説的な結論を得ました。だって、人が自立するのは社会の中でなのですから。無人の荒野で自立するなんて無意味でしょう? 生き延びることと自立することは大いに異なっています。私の結論は一見突飛にに思えますが、実は常識的なことなのではないかとすら思っています。だから、必ず理解していただけると信じています。
- 収録作品-2:触れ合い
色んな社会に所属していると、実に多くの人との出逢いがあります。ですが、そんな出逢いから心の触れ合いに発展することは滅多にありません。しかし、実際に心と心の触れ合いを経験してみると、極めて単純な偶然の成り行きの結果に過ぎないことに気付きます。心の触れ合いは心を温めあうこと。ユニラテラルではなくレシプロカルな心の動きでなければそうはなりません。だから、成因は単純でも滅多な事では経験できないのでしょうね。
- 収録作品-3:雨宿り
時として、人の心は悲しみや憂鬱や言い様のない怒りなどに支配されてしまうことがあります。空から雨が降ってきたらそこらの軒先で雨宿りすればいいでしょう。でも、心に降る雨から逃れるには何処に逃げ込めばいいのでしょうか? 心の中に雨が降らないようにすることが先決問題だということは分かっているのですが・・・残念ながら既に雨がジトジト降り始めてしまっているのです。えっ、“傘を差せばいい”ですって? その傘がないから困っているのです。今は、雨宿りする軒を探さなければならないのです。
=関連情報= この作品の中では幾つかの童歌風の詞が綴られています。ここをクリックするとそれらを読むことができます。
- ページ数:86ページ
- 提供経費:750円
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